上場企業と投資家をつなぐ
成長企業の経営戦略が読める情報誌
フォーサイト総合法律事務所支援事例

フォーサイト総合法律事務所 代表パートナー弁護士 大村 健

成長ベンチャーにふさわしい リーガルパートナーを選ぶ方法

成長志向の高い企業が選ぶべきリーガルパートナーとは。フォーサイト総合法律事務所の代表パートナー弁護士の大村氏は「専門分野をもつ複数の弁護士によってチームを形成できる法律事務所がふさわしい」と語る。同氏はこの2年半の間に法律顧問や社外役員を務めた8社が上場した実績をもつ。今回は同氏と、同じ法律事務所に属してベンチャーを支援している3名の弁護士に法律事務所の選び方などを聞いた。

※下記はIR通信vol.1(2014年8月22日発刊)から抜粋し、記事は取材時のものです。

知財・人事・不動産 分野をまたがって助言する

―具体的なサポート事例を教えてください。

【深町】あるITベンチャーの例をお話しします。そこがウェブサービスを立ち上げるにあたり、IT分野を専門としている私に、知的財産権について相談をもちこんできました。そこで、そのサービスで集まる情報に著作物性があるのかを精査。その帰属について定義して、利用規約を定めました。
 デジタル情報は複製が容易なので、厳重に権利をプロテクトすることが必要です。一方で、利用規約を整備し、情報財としての権利を明確化したことによって、二次利用の可能性が広がり、ビジネスが発展するのに役立ちました。

【由木】社外からの権利侵害を防ぐと同時に、社内から情報が漏えいすることも防止する必要があります。そこで、人事・労務を専門としている私が、「万一、紛争が起こったときに会社側に有利な結果を導けるか」という観点から、就業規則や雇用契約を見直しました。
 就業規則などは裁判での証拠となる。会社側の武器となるものなので、労務関係の規程を作成・改訂する場合は、弁護士のアドバイスを受けたほうがいいのです。

【美和】私は不動産関連を専門にしています。その会社は家賃コストをおさえるために、社員が増えているのに手ぜまになったオフィスにい続けていました。書類などを格納しにくく、漏えいリスクが高かった。社員の士気もあがらず、情報をもち出す不心得なスタッフが出てくるリスクを不必要に高めていました。
 経営者に移転をすすめたところ、「賃貸契約を解除すると違約金が発生するのではないか」と相談されました。「交渉の余地はある」とアドバイス。結局、広いオフィスに移転でき、社員のモチベーションを高めることができました。

リスクの最小化だけでなく 成長を支える戦略的法務を

―さらなる成長をめざす経営者にアドバイスをお願いします。

【大村】法律上の問題が起きたら、場合によっては経営者が刑罰を受けることもあり得ます。予防法務は不可欠です。今後はそれにくわえて、法律を駆使して事業の発展と組織の強化を支える戦略的な法務が求められる。だからこそ、専門的な知見をもったよいパートナーを見つけてほしいですね。

"ファインプレー"を生み続けるために
草創期から志向してきた2軸経営

「失敗をとがめても委縮させるだけ。挑戦を称賛し、失敗してもとがめない風土から"ファインプレー"は生まれる。それこそが爆発的な成長力の源泉だ」。エイチーム代表の林氏はそう話す。
失敗をとがめない環境には、それを受け止め、吸収できる安定基盤の裏打ちが必要だ。「引越し侍」の前身で、初めてのライフ事業にあたる「引越し価格ガイド」をエイチームがスタートさせたのは2006年。恋愛系シミュレーションゲームなどを相次いでリリースし、好調な業績を続けていた草創期からライフ事業という安定的な収益モデルづくりに取り組んだことが挑戦する風土を定着させ、その後の『ダークサマナー』という世界規模でのホームランを放つ伏線になった。
昨年から同社はライフ事業の子会社化を本格化させ、ヨコ展開を基本にした新事業創出のアクセルを踏み込んだ。これにより安定基盤がいっそう強固になるため、爆発力も増すのは間違いない。NHNエンターテインメントとの合弁会社である株式会社Ateam NHN Entertainmentが、次の爆発を誘引する導火線だ。
同社の2軸経営は、さらにパワーアップしそうだ。

大村 健(おおむら たけし)プロフィール

1974年生まれ。1997年に中央大学法学部法律学科卒業。1999年に弁護士登録。2011年にフォーサイト総合法律事務所開設、代表パートナー弁護士就任。

企業情報

設立 2011年1月
従業員数 弁護士7名(2014年12月に2名増加予定)、 司法書士兼行政書士1名
事業内容 ベンチャー・株式公開(IPO)、IT・エンターテインメント・バイオ/知的財産権、会社法、金融商品取引法、M&A・MBO/企業再編、ファイナンス(種類株式・新株予約権発行含む)、労働法、不動産関連、コンプライアンス、事業再生、訴訟・争訟、エネルギー関連など
URL http://www.foresight-law.gr.jp/

※このサイトは取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。

IR通信

IR通信

IR通信は上場企業と投資家をつなぐ「成長企業の経営戦略が読める情報誌」です。

定価:1,066円(税込)

IR通信への掲載・取材希望の方

IR通信編集部では、"成長企業の経営戦略を読む"というテーマのもと紙面に登場いただける経営者の方を募集しております。

pagetop