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上場企業インタビュー

株式会社インタースペース 代表取締役社長 河端 伸一郎

長く愛される事業を選び 高い熱量でカタチにする

アフィリエイトを超える 広告の新分野を生み出す

―中長期的な戦略について聞かせてください。

 いまネット広告の分野は、アドテクノロジーをはじめ次のイノベーションの波がきています。さらに今後は「テクノロジー」×「クリエイティブ」の領域が大きく成長すると思いま
す。
 そのなかでも当社は現在、動画広告やネイティブアドといわれる新しい広告の領域にチャレンジしています。既存のアフィリエイトとあわせて大きく育てていく予定です。
 また、新しいメディアをつくっていきます。万人が幅広く使うものよりは、「ママスタジアム」のように、セグメント化された人たちが恒常的に使うメディアを開発していきたい。それをメディア事業のなかで、次の収益の柱にしていきたいと考えています。

IT業界のなかでは 投資の時間軸が長い

―グローバル戦略について教えてください。

 大きく2つの事業領域を考えています。まず、アフィリエイト広告事業をアジアで展開すること。すでにインドネシアとタイの2ヵ国に進出しています。アジアではこれからeコマースが伸びていくにもかかわらず、まだアフィリエイトは普及していないので、当社は先駆者になれます。
 2つめは、スマホの広告です。AppleとGoogleがアプリマーケットをつくったことで、どの国のアプリ事業者も世界中でサービス展開できるようになりました。当社がサービス提供する各国で、アプリ事業者のプロモーション支援をしたいと考えています。
 たとえば日本企業がアジアに進出するのをサポートするのはもちろん、北米やヨーロッパ、中国などの企業がアジア全域に広告を出すのを一手に引き受けるということも起こりつつあります。アジアの巨大な成長市場をとりこんで、成長を加速させるつもりです。

―投資家に向けてメッセージをください。

 IT業界のほかの企業よりも、当社が考える投資の回収と成長の時間軸はやや長いかもしれません。そのぶん、立ち上がったビジネスが崩れる恐れは少ないと思います。私たちの継続的な業績成長がそのあかしです。
 私たちが新規事業を検討するときには、「ユーザーに恒常的に使われるサービスなのか」をつねに意識します。アフィリエイト広告や店舗型アフィリエイト、「ママスタジアム」など、すべてその基準にあった事業です。「いま流行っているから」というだけで、それに飛びつくようなことはしません。
 そして立ち上げる事業を選択した後は、強い想いをもってそれを発展させていく。その熱量が成否をわけると思います。アフィリエイト広告業界を眺めると、市場が小さい時代から先行投資をして実績を積み上げてきた会社が結果として勝ち残っています。一方で、アフィリエイトがもうかるようになってから参入してきた会社の多くは撤退しました。
 自分たちのやっていることに使命感をもち、高い熱量でことにあたる。その姿勢は、今後もずっと続けていくつもりです。

河端 伸一郎(かわばた しんいちろう)プロフィール

1970年、千葉県生まれ。1994年に学習院大学経済学部卒業後、大和証券株式会社に入社。リテール営業に携わる。株式会社ベンチャーコントロールを経て、1999年に株式会社インタースペースを設立、代表取締役社長に就任。

企業情報

設立 1999年11月
資本金 9億7,940万5,000円(2013年9月末時点)
従業員数 293名(2013年9月末時点:連結)
上場年月日 2006年9月19日(東証マザーズ)
決算期 9月末
事業内容 インターネット広告事業、メディア運営事業
URL http://www.interspace.ne.jp/

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