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上場企業インタビュー

アライドアーキテクツ株式会社 代表取締役社長 中村 壮秀

SNSマーケティング市場の爆発的な成長を牽引

いま、企業の広告活動が世界規模で変貌しつつある。テレビ・新聞などを通じたマス・マーケティングからFacebookなどソーシャルメディアを活用したSNSマーケティングへの急速な移行だ。この新市場における国内の先駆者、アライドアーキテクツ代表の中村氏にSNSマーケティングの現状と未来、同社の成長戦略などを聞いた。

※下記はIR通信vol.5(2016年11月9日発刊)から抜粋し、記事は取材時のものです。

SNSの時代到来を告げる前年同期比 158%増収

―年間6兆円規模の広告市場で、マス・メディアの比率が縮小するなかデジタル広告市場、なかでもSNS領域が急成長しています。この領域の先駆者である御社は、どのようにその理由を分析していますか。

 SNSが大きな影響力をもつメディアに進化し、企業のマーケティング活動にとって無視できない存在になったためだと考えています。

 スマホの普及や、FacebookTwitterに代表されるSNSの台頭で、生活者を取り巻く環境は大きく変化しました。だれでも簡単に情報を発信できるようになり、消費行動にも大きな影響を与えるようになったのです。近年、SNSで注目を集めたモノ・コト・ヒトがリアルな社会現象をも引き起こしているのは周知の通りです。こうした社会の変化に鋭敏な企業が、いち早くSNSをマーケティングに活用しヒット商品を連発させ、静観していた大多数の企業もSNSマーケティングへの投資を本格化しつつあります。

―御社の業績も好調ですね。その要因を教えてください。

 2016年第2四半期決算では、売上高が前年同期比で158%増。4クォーター連続で過去最高売上を更新中で、営業利益は前年同期比で3億6600万円の増益です。

 SNSの影響力の加速という市場の追い風とともに、SNSマーケティングの先駆者としてこれまで当社が提供してきた専業ならではの幅広いサービス群やノウハウが、さらに多くの顧客企業から支持されるようになったことが大きな要因であると考えています。現在までに、ナショナルブランドからベンチャー企業まで、約4000社にのぼる顧客企業のSNSマーケティングを支援しています。

Facebookも認めた革新サービス

―支援内容を聞かせてください。

 国内最大級のSNSマーケティング専門会社として、企業がSNSを効果的に活用するためのさまざまなサービスやソリューションを提供しています。特に強みを持つのは、SNSと連携したキャンペーンや動画の企画・制作を行うプロモーション支援と、高精度なアドテクノロジーを駆使したSNS広告運用支援です。

 不特定多数を対象とするマス・メディアを使った広告戦略とは異なり、SNSマーケティングを成功させるカギは、訴求対象である顧客を理解する仕組みをいかにつくり上げ、戦略をたてていくか、ということ。そのためには顧客一人ひとりを具体的に抽出し、「個」のニーズに応える適切な発信をすることが重要です。当社は創業以来、この「個」を可視化しマーケティングに活用するさまざまなツールやプラットフォームを開発、提供してきました。

―今後の成長戦略はいかがですか。

 国内市場の深耕と同時にグローバル戦略も強化します。その起爆剤のひとつが2014年にリリースした「ReFUEL4(リフュールフォー)」。世界93ヵ国、約1万人の広告デザイナーと各国の広告主企業を橋渡しするマッチングサービスです。米Facebook社から年間で最も革新的なサービスにも選出されており、実際に「ReFUEL4」の2016年第2四半期決算の売上高は前年同期比1250%と爆発的に成長しています。また、中国などアジア市場に向けた越境マーケティングも積極的に展開します。2016年より中国最大のSNS「微博(ウェイボー)」のグループ企業と独占販売契約を締結し、日本企業の中国進出を強力にサポートできる環境も整えました。

 今後むかえる人口減少の時代において、日本企業が成長していくためには海外のニューマーケットを手中にすることが必要不可欠であると考えています。私たちも、これらのグローバル展開の加速によってそう遠くない将来、売上高における海外比率は国内を上回るのではないかと期待しています。

エリート商社マンの座を捨てた確信と革新

 中村氏の経歴はIT 業界のなかでは異色。大卒後、入社したのは大手商社で、主流のリテール部門で活躍した。しかし、ネットビジネスの勃興でリアルからバーチャルへの移行を直感。ゴルフ関連のeコマースビジネスを自らプランニングし、商社を辞めてベンチャー企業に参画。さらに個人ブログの隆盛からSNSの時代がくることを確信し、アライドアーキテクツの創業に至る。実際、SNSは世界を革新した。そして、その大きな潮流の変化が同社を飛躍に導いている。

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中村 壮秀(なかむら まさひで)プロフィール

1974年、東京都生まれ。1997年に慶應義塾大学理工学部を卒業し、住友商事株式会社に入社。2000年に株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインの設立に参画。2005年にアライドアーキテ
クツ株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。国内におけるSNSマーケティング市場の先駆者として専業大手の一角を占める。

企業情報

設立 2005年8月
資本金 6億269万7,600円(2015年12月31日現在)
上場市場名 東証マザーズ(6081)
従業員数 163名(連結:2015年12月31日現在)
事業内容 SNSを活用したデジタルマーケティング事業

※このサイトは取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。

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