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上場企業インタビュー

株式会社ネクスト 代表取締役社長 井上 高志

入居者にも不動産会社にも世界中で欠かせないインフラになる

総掲載物件数No.1の不動産・住宅情報サイト『HOME'S』を展開するネクスト。同社代表の井上氏に、スペインのTrovit社買収で加速する海外展開を含めた中長期の成長戦略について聞いた。

※下記はIR通信vol.2(2015年2月25日発刊)から抜粋し、記事は取材時のものです。

国内のすべての物件情報を網羅するのが目標

―2015年3月期の第3四半期で不動産情報サービス事業が前年同期比114%の増収と好調です。要因はなんですか。

「構造改革期」と位置づけた2012年までの3年間に実施した投資が結実したことです。たとえば通常、不動産会社はユーザーを集客するために物件情報の掲載数に応じた料金を広告料として支払っています。しかし『HOME'S』はユーザーの問い合わせ件数にもとづく成果報酬型に変更しました。
 これにより、これまではもっているすべての物件を掲載することができなかった不動産会社も、掲載料を気にすることなく無制限に物件掲載ができるように。結果、『HOME'S』の物件数は急増。現在では548万件と国内最大規模で、同業他社に2倍以上の差をつけています。
 単純に情報を増やしただけではありません。成約済みの物件情報を掲載しないように情報審査を徹底するなど「情報の精度No.1」を追求。さらに同一物件の情報はまとめて表示するなど、使い勝手のよさへの挑戦を続けることで成長できています。
 総務省統計局のデータによると国内にある空き家は820万戸。そのすべての物件情報を網羅し、住まい探しのインフラとして唯一無二の存在になることを目標にしています。

―同じ期間に不動産事業者向けサービスが42.1%増と急成長していますね。

 はい。経営理念に掲げる「安心と喜びを得られる社会の仕組み」の提供には、不動産事業者向けサービスの拡充が必要です。業務の効率化や可視化により不動産事業者の業績アップに貢献し、そのサービスを利用するユーザーも満足するような業界全体のサービスレベルの向上への取り組みです。
 たとえば覆面調査員が不動産会社を訪れ、その接遇レベルをチェック。結果を「接客グランプリ」というランキングで発表しています。また、『HOME'S』には店舗の接客についてのクチコミも掲載されている。これらの取り組みを通じて、ユーザー視点での評価を経営指標に取り入れている会社が業績を伸ばせるように支援しています。
 今後も、不動産事業者限定のSNSや、業務効率化のサービスなどを拡充していきます。『HOME'S』が住まいを探す人にとって欠かせないインフラになりつつあるように、不動産会社にとっても欠かせないプラットフォームの構築をめざしています。

井上 高志(いのうえ たかし)プロフィール

1968年、神奈川県生まれ。1991年に青山学院大学経済学部を卒業。株式会社リクルートコスモス(現:株式会社コスモスイニシア)などを経て、1997年に株式会社ネクストを設立。不動産・住宅情報サイト『HOME'S』を国内最大級の規模に発展させ、2006年に東証マザーズ、2010年に東証一部に上場。

企業情報

設立 1997年3月
従業員数 745名(2014年12月31日現在:連結)
上場年月日 2010年3月12日(東証一部)
決算期 3月末
事業内容 不動産情報サービス事業、その他事業
URL http://www.next-group.jp/

※このサイトは取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。

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