上場企業と投資家をつなぐ
成長企業の経営戦略が読める情報誌
上場企業インタビュー

株式会社オークファン 代表取締役 武永 修一

“商品ビッグデータ” を武器にBtoBの巨大市場を攻略する

ネット取引の価格情報を提供するサイト『aucfan.com』を運営するオークファン。同社代表の武永氏に、保有する300億件以上の商品・価格情報のデータを武器に、新たな市場を攻める戦略を聞いた。

※下記はIR通信vol.2(2015年2月25日発刊)から抜粋し、記事は取材時のものです。

リアル取引のデータと大企業とのチャネルを確保

―2014年10月にグランドデザイン(以下、GD)へ出資し、100%子会社化に踏み切りました。ねらいはなんですか。

 企業向けソリューション事業を飛躍的に拡大することです。私たちはこれまで『aucfan.com』のネット取引の価格情報を利用するユーザーへ課金するメディア事業を主力にしてきました。月間の訪問者数1200万名、1億PVを超えるサイトへと成長するにつれ、企業業績も伸ばしてきたのです。
 その過程で蓄積した商品・価格情報のデータは300億件以上。そこに注目した多くの企業から、さまざまな依頼がよせられるようになりました。たとえば、小売会社から「ウチは適正な価格で商品を売っているのか、在庫回転期間は短縮できないかを分析してほしい」など。
 しかし、メディア事業に注力していた当社では対応しきれないケースもあった。そんなおり、GD代表の小川さんと話すなかで「お互いが協力し、強みを融合すれば革新的なサービスを提供できる」という共通認識が生まれたのです。

―どのようなメリットがあるのか具体的に教えてください。

 当社からの観点でGDの魅力は大きく2つあります。ひとつはリアル取引のデータを取得できること。いま、ネットとリアルの境界がない「オムニチャネル」という流通状況が生まれつつあります。たとえば「店舗にいながらスマホを操作して決済し、家に商品が届く」といったことです。GDはいち早くこの領域に進出してサービスを提供してきた強みがあります。だからネットとリアルの両方のデータをもっている。
 もうひとつは国内のナショナルクライアントとのつきあいがあること。そこに当社がもつビッグデータを役立てることもありますし、当社への相談案件がGDがもつソリューション提供のノウハウによってビジネス化されることもありえます。

武永 修一(たけなが しゅういち)プロフィール

1978年、山口県出身。2000年、京都大学法学部在学中に個人としてネットオークション事業を始める。2006年に「aucfan.com」の前身サイト「オークション統計ページ(仮)」を営業譲渡により取得。2007年、株式会社オークファンを設立。2013年、東証マザーズに上場。

企業情報

設立 2007年6月
資本金 6億5,577万円(2014年9月末現在)
上場年月日 2013年4月25日(東証マザーズ)
決算期 9月末
事業内容 メディア事業、データ事業
URL http://aucfan.co.jp/

※このサイトは取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。

IR通信

IR通信

IR通信は上場企業と投資家をつなぐ「成長企業の経営戦略が読める情報誌」です。

定価:1,066円(税込)

IR通信への掲載・取材希望の方

IR通信編集部では、"成長企業の経営戦略を読む"というテーマのもと紙面に登場いただける経営者の方を募集しております。

pagetop